決められた方針、上長の考え、既存のやり方などに文句があっても、指揮命令系統や意思決定権限は遵守せねばならない。しかし私は知っている。下からの見方の方が正しいことがあることを。世の大きな進歩は異端から生じることを。 だから、信念と覚悟のある反対意見なら大いに結構。出る杭は引っこ抜きます。「信念があるならやってみて。その信念を実績で証明したらいい」ってことで抜擢する。これを「出る杭は引き抜く」ポリシーという。(→ ステージ選択制 )
出る杭は引き抜いて抜擢する。
信念の分だけ、権限と責任を与える。ここでいう責任とは業績責任(→ 業績評価規定 )。権限と責任とはセット。権限は欲しいけど責任はいらないというのは NG 。それでは、飴が欲しいとぐずる子供だ。 逆にそれができないなら文句は言わないこと。体を隠したまま中途半場に顔を出してごたくを並べる杭は許さない。客席からの野次は要らない。「出る杭は引き抜く」ポリシーは、すなわち「社内評論家は許さない」ポリシーでもあるわけだ。
|